「フィル・ミケルソン」が自然体でプロ生活を続けられる理由は“家庭優先”の人生観 「娘の卒業式のために全米オープンを欠場したことも」(小林信也)
フィル・ミケルソンは、「史上最強のレフティー」「タイガー・ウッズが最も恐れる男」など、数々の形容詞で彩られるゴルフ界のレジェンドだ。
2年前(2023年)のマスターズ、優勝はジョン・ラームだったが、最終日にギャラリーを沸かせたのは、52歳で2位タイに入ったミケルソンだった。
ミケルソンは、3日目に75をたたき、20位に後退。優勝戦線から外れたが、最終日のとくに〈サンデー・バックナイン〉で目の覚めるような快進撃に転じた。アーメンコーナーと呼ばれる12番、13番で2連続バーディーを奪い、パー5の15番もバーディー。...