「わかる人だけ、わかればいい」 実力派「真空ジェシカ」が貫く“非・王道”の漫才美学

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昨年は決勝3位

 年末に放送される漫才の祭典「M-1グランプリ」は若手芸人の登竜門である。そのレベルは年々上がり続けていて、参加者もどんどん増えている。昨年はついに出場者数が1万組を突破した。その中で決勝に進めるのはわずか10組しかいない。優勝するのはもちろん難しいことだが、決勝に進むだけでも並大抵のことではない。

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 そんな中で、真空ジェシカは昨年の「M-1」で決勝3位という結果を残し、4年連続の決勝進出という偉業を成し遂げた。これは今のハイレベルな「M-1」においてとてつもない大記録である。...

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