「トランプ大統領にとっては彼女こそ意中の人物」 美貌で敏腕「米司法長官」の“素顔” 「2度の結婚を経て現在は同棲中」
元恋人が明かす意外なあだ名
トランプ米大統領にとって、麻薬や不法移民の問題解決は主要政策の一丁目一番地である。その法的取り締まりを担うパム・ボンディ司法長官(59)は、容姿端麗にして、敏腕の法律家。
元共同通信ワシントン支局長の春名幹男氏が言う。
「司法省はFBI(連邦捜査局)を傘下に持ち、司法長官は広範で強力な捜査権を有している。法務大臣というより日本の検事総長に近いポジションです」
ボンディ氏はフロリダ州タンパの出身で、長年検察官を務めた後、2011年に女性初のフロリダ州司法長官に就任する。私生活では2度の結婚を経て、現在は同棲相手がいるという。
国際ジャーナリストの大野和基氏によると、
「以前ボンディ氏と交際していたビリー・ハワード弁護士にインタビューしたことがあるのですが、法廷での彼女は、タフでクールそのものだと。ファーストネームがパムなので、映画『ターミネーター』をもじって、彼女のことを“パミネーター”と呼んでいました」
主な役割は“報復”
そんな仕事ぶりが気に入られたのか、16年には、ボンディ氏を支援する政治資金団体がトランプ財団から巨額の寄付を受けていたと報じられた。また、20年の大統領選で“不正があった”と主張するトランプ氏にボンディ氏は賛同。連邦議会占拠事件を巡るトランプ氏の弾劾裁判では弁護団の主要メンバーだった。
第2次トランプ政権が決まった段階ではマット・ゲーツ下院議員(当時)が長官の筆頭候補だったが、買春疑惑の追及を受け指名を辞退、一転してボンディ氏が起用される。
「トランプ氏にとっては、むしろボンディ氏が意中の人物だったといわれています。実際、彼女が司法長官になると、さっそくトランプ氏はバイデン前大統領サイドのセキュリティークリアランス(機密情報へのアクセス権)を取り消すと表明した。こうした“報復”が、彼女の主要な役割でもあるのです」(大野氏)
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