話題の香港アクション映画にも登場 「世界一危険な空港」100周年で名物の“低空飛行”が復活 「香港カーブ」を懐かしむ声も

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 3月30日の午後、香港の中心地では大勢の人たちが空を見上げていた。彼らが待っていたのはキャセイパシフィック航空の特別便CX8100。やがて、香港国際空港を離陸したエアバスA350は、香港島と九龍半島のあいだにあるビクトリア湾の上空を飛んだ。その高度は1100フィート(約335メートル)。高層ビルと旅客機のツーショットが実現する高度だ。

 見物客がカメラを構え、歓声を上げた理由は、1998年7月まで運用されていた啓徳(カイタック)空港にある。この「低空飛行」は、啓徳空港の開港100周年を記念するためのものだった。...

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