ヘンリー王子の慈善団体を英当局が「調査」へ 「メーガン妃への支持要求」が火種の“嫌がらせといじめ疑惑”に「自業自得」「どっちもどっち」の声

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 ヘンリー王子とレソト王国のセーイソ王子が慈善団体「センテバレ(Sentebale)」のパトロンを辞任――。3月末にこのニュースが報じられたあと、続々と“詳細”が明らかになっている。その一部である「ヘンリー王子による嫌がらせといじめ」も注目されたが、告発した側の“疑惑”も物議を醸し、あっという間に泥仕合の様相を呈した。4月3日には慈善事業の監視機関が調査の開始を発表し、事態は新たなステージに入っている。

「嫌がらせといじめ」のきっかけはメーガン妃?

 3月25日に発表された声明によると、ヘンリー王子とセーイソ王子がセンテバレを去る理由は「理事会メンバーと理事長との関係が修復不可能なまでに崩壊し、耐えがたい状況が生み出された」こと。理事会メンバー側に立つ2人の王子が理事たちと共に辞任し、連帯を示したという流れである。

 対立している理事長は、2023年に就任したジンバブエ出身の黒人女性、ソフィー・チャンダウカ氏。彼女は26日の声明で、センテバレは「虚栄心を満たすためのプロジェクト」ではないと吠え、「被害者カードを切り、軽蔑しているメディアを利用」する者や「ガバナンスの欠如、弱い経営陣、権力の濫用、いじめ、ハラスメント、女性蔑視、黒人女性に対する偏見」の存在を指摘した。

 この声明の詳細は、「スカイニュース」の番組に出演した彼女の発言や、英メディアの記事で明らかになった。なかでも注目されているのは、ヘンリー王子による「大規模な嫌がらせといじめ」だ。

 そのきっかけは、彼女が2024年のチャリティーイベントでつくったとされる“メーガン妃の評判を落とす場面”。ヘンリー王子はその後、彼女にメーガン妃への支持表明を要求したが断られ、「不快で」「横柄な」メッセージを送ったという。

 ほかにも彼女は、センテバレの資金集めにとって最大のリスクは“ヘンリー王子の評判”と指摘するなど、数々の火種を撒いた。そのため、ヘンリー王子とメーガン妃の熱烈なファンのターゲットされ、現在は自身のSNSアカウントを閉鎖している。

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