フジ、朝の新番組が開始2日目で炎上 武田鉄矢「独身だった」 中居氏問題めぐる発言に批判殺到
「ニューレディー」
ただ、31日放送の「あんぱん」初回の世帯平均視聴率は15.4%と前作「おむすび」最終回の同12.5%から2.9ポイント上昇する人気ぶりで、フジにとっては相変わらずの強敵だ(ビデオリサーチ、関東地区)。
「サン!シャイン」は打ち切りとなった「めざまし8」のMCを務めた俳優の谷原章介(52)が横滑りでメイン司会を務め、武田とカズレーザー(メイプル超合金、40)が曜日別のスペシャルキャスターに就任。この男性3人が番組タイトルにある「サン=太陽」として独自の視点でニュースを斬っていくという。
「実は当初、同局の佐々木恭子アナウンサー(52)の起用が決まっていました。しかし、中居氏から性被害を受けた女性からの相談に親身にならなかったことが報じられた。視聴者からの反発を懸念して出演がキャンセルされたそうです。佐々木アナは同時間帯に放送されていた『とくダネ!』の司会を務めるなど、主婦層からの好感度を保っていたので惜しい結果となりました」(フジテレビ関係者)
その代わり初回には、元衆院議員でテンプル大学客員教授の佐藤ゆかり氏(63)のほか、女装家でコラムニストの肉乃小路ニクヨ(49)の2人がゲストとして出演。特に目を引いたのが大柄な肉乃小路だ。
「肉乃小路は今年の東大合格者数ランキングで全国7位となる75人を輩出した私立渋谷教育学園幕張高を卒業後、慶大に進学した秀才です。銀行や外資系保険会社で働いたエリートのように語られますが、実際は“コミュ障”として自身のアイデンティティに悩んだり病気で会社を辞めたりするなどを経験した苦労人。肉乃小路がコメントする場面を増やせば、番組に良い効果が期待できるのでは」(前出のフジテレビ関係者)
31日放送の初回で、肉乃小路は「今、トランプさんになって多様性に逆風が吹いている中、勝負掛けてきたなあ、フジテレビ」と笑いを誘った。「ニューレディー」としてメディアに多数出演している肉乃小路は、公式YouTubeを運営しておりチャンネルの登録者数は10万人を超えている。
「『サン!シャイン』は、中居氏の騒動に深く関わった元編成幹部の肝いりで進められた番組で、スタッフらは“負の遺産”を引き継ぐ形となりました。TBS系『サンデージャポン(サンジャポ)』にレギュラー出演している杉村太蔵が木曜スペシャルキャスターとして起用されるなど、『サンジャポ』のような情報番組を目指しているのかもしれません。プロデューサー側としては弁の立つ肉乃小路を、マツコ・デラックスのような人気タレントに育てていきたいところ。今後、高齢者代表の武田鉄矢とのバランスをどうとっていくのか、手腕が問われます」(芸能デスク)
フジに逆風が吹く中で発進した「サン!シャイン」について局内外から「1年もつだろうか……」と心配する声もあがっている。肉乃小路の“大化け”で番組を救えるか。
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