フジ、朝の新番組が開始2日目で炎上 武田鉄矢「独身だった」 中居氏問題めぐる発言に批判殺到

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「サン!シャイン」

 元タレント・中居正広氏の性暴力事件で揺れるフジテレビに、またひとつ悩みの種ができてしまった。31日にスタートした朝の新情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分~9時50分)で、コメンテーターの発言が炎上してしまい、先行きに暗雲が漂っているという。

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 発言が炎上しているのは、スペシャルキャスターを務めるタレント・武田鉄矢(75)。中居氏の問題を調査した第三者委員会の報告を伝えた1日放送で、「彼(中居氏)は独身だった。親身な身内がいれば態度は変わっただろう」と発言。ネットには「結婚してこそ一人前みたいな一昔前の考えで意見されても」「独身=悪、みたいな印象を与えかねない発言」などと辛辣な声が上がっている。

 そればかりではない。同番組を見た放送担当記者がこう苦言を呈す。

「番組の終了間際、武田は今後のフジテレビについて『生まれ変わるには1度死なねばなりません』とコメントしたのですが、31日放送の同番組ではミャンマー地震により2000人以上が死亡した災害を大々的に扱ったばかり。そんな大惨事が起きているタイミングでのこういう発言は不適切ととらえられても仕方がありません」

 武田と言えば度重なる過激な発言で、これまでも物議をかもしている。新番組の生放送のコメンテーターに起用することについては、番組が始まる前から疑問の声があがっていた。

「番組サイドとしては武田を生放送に起用することで、却って視聴者の注目を集める“逆バイラルマーケティング”を行おうとしているのか、と疑いたくもなりますね。番組側は武田に『サン!八(パチ)先生カンペ講座』と題した特別コーナーを準備。2日放送分では1959年に福岡の実家にテレビが来た時の家族の感動を振り返って涙ぐむ場面もありました。古き良き昭和の思い出を武田に代弁させて高齢者層を取り込む狙いでしょうが、どこまで共感されるか。武田の失言を警戒してあえて『カンペ(カンニングペーパー)』を持たせていますが、いつまでもつやら心配です」(前出の記者)

 そもそも「サン!シャイン」はNHK連続テレビ小説(朝ドラ)対策として、フジが新たに編成した番組の1つだ。同局の看板番組「めざましテレビ」の第2部終了を午前8時から同14分まで拡大することで、午前8時から15分間放送される新朝ドラ「あんぱん」に被せる。そうすることで、同14分から放送される新番組「サン!シャイン」の初動を盛り上げるのが狙いだ。

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