国民民主の衆院議員に“パワハラ疑惑”…党関係者が被害の数々を明かす 「サポートすると言っておきながら放置」「叱責や詰問ばかりされて適応障害に」

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パワハラを理由に離党

 野党第一の支持率を誇る国民民主党が、地方議員の“反乱”に見舞われている。

「舞台は千葉県。昨秋の衆院選で千葉5区から出馬して比例復活した岡野純子議員と、県連幹事長の天野行雄県議がパワハラ被害を申し立てられています。現在、党本部がハラスメント対策委員会と倫理委員会の合同での聞き取り調査の準備を進めているところです」

 と言うのは政治部記者。

「昨年6月、浦安市の工藤由紀子市議が、岡野氏と天野氏によるパワハラを理由に離党。さらに今年2月には彼女に同調した3人の地方議員が党を離れました。これで千葉県連の所属議員は12人から8人に急減。政党支持率が立憲民主党を超える絶好調のはずが、離反者続出の異常事態です」

「サポートするから」と言ったのに

 令和4年末、浦安市議だった岡野氏は翌春の衆議院千葉5区補選への出馬を表明。その際、彼女は自身の後任を工藤氏に打診していた。事情を知る国民民主党関係者が解説する。

「岡野さんは複数の知人に断られ、最後にママ友の工藤さんに頼った。専業主婦だった工藤さんは消極的でしたが、岡野さんの“選挙は私がサポートするから安心して”との言葉を信じて出馬を決意したのです」

 が、岡野氏は口先だけで、

「工藤さんが駅頭演説の場所の確保や演説の内容、のぼりの立て方などについて相談しても、岡野さんは“忙しい”“ほかの人に聞いて”と放置したというのです」

 それでも工藤氏は当選し、一方の岡野氏は落選。以来、両者の関係は疎遠に。

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