“元アイドル”と“歌うベテラン” 業界が「静かに注目」する女子アナ2人の名前

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 4月の改編期を迎え、テレビ局はここから新たな1年をスタートさせる。番組の顔ぶれが刷新されるこの時期、当然ながらアナウンサーたちにも注目が集まる。各局とも視聴者からの人気が高い看板アナがそれぞれいるが、業界で静かに注目される女子アナウンサーがいる。そのひとりが、日本テレビの市來玲奈アナ(29)だ。

 乃木坂46の元メンバーだった彼女は、2018年に日テレに入社した“坂道グループ”初のアナウンサーとして知られる。「アイドル時代からコミュニケーション能力に優れていた」(芸能関係者)そうで、日テレ内でも「すごい逸材が入社してきた」と評判が高かったようだ。入社1年目にして看板番組「行列のできる相談所」の3代目アシスタントに抜擢されたことからも、それは窺える。

「この4月で入社して8年目になりますが、市來さんはバラエティ番組だけではなく、ニュースやスポーツ番組と幅広く活動してきました。アイドル出身という経歴を活かしつつ着実にアナウンサーとしてのスキルを磨いています。今後、バラエティや情報番組での活躍が増えていけば、さらに注目度は高まっていくはずです」(アナウンサー・ウォッチャー)

坂道番組をプロデュース

 そんな市來アナが、日テレのアナウンサーとしては初めて番組を企画・プロデュースすることになった。4月17日から始まる「あの坂道をのぼって話そう」で、5月29日まで毎週木曜日に2話ずつ定額制配信サービスの「Hulu」で配信される。また4月17日の配信開始日には地上波版も放送予定だ。

 乃木坂46の梅澤美波(26)、櫻坂46の松田里奈(25)、そして日向坂46の佐々木久美(29)ら坂道グループの現役のキャプテンと「癒しの女子温泉旅」をしながら本音トークを繰り広げるという内容である。

 日テレの関係者によると、この番組には市來アナの並々ならぬ思い入れがあるという。

「以前から温めていた企画だったそうで、思い描いていた通りの番組が形になり、本人もかなり満足している様子でした」

 背景には、乃木坂46の第一期生として活動してきた彼女ならではの視点もあった。

「卒業生という立場から、坂道グループの魅力をより多くの人に届けたいという思いがあったようです。グループの枠を越えて現役メンバー3人が参加していますが、いずれも快く出演を承諾してくれたと聞いています。番組では3人それぞれの自然体な表情から、時折見せる真剣な一面まで引き出されていて、坂道ファンにとっては見どころ満載の内容になっています。これも市來アナの企画力あってこそで、反響次第では続編の可能性もあるかもしれません」

 乃木坂時代の恩師である秋元康氏も放送を楽しみにしているそうで《市來が企画した坂道グループの番組が制作されるという。素晴らしいことだと思った。市來が社会人になっても、乃木坂46を忘れないでいてくれたことが、だ。今でも、乃木坂46のメンバーだったことを誇りに思い、そして、後輩のために力になろうとしてくれたのだろう》との公式コメントを寄せている。

 6年半に亘って担当して続けてきた「行列のできる法律相談所」が3月30日の放送で終了した市來アナだが、新たに朝の情報番組「ZIP!」のSHOWBIZ担当として月曜から金曜日まで出演することになった。そしてこのタイミングで「Instagram」への投稿も始めた。今後より注目度は増すことだろう。

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