スシロー、すき家、サイゼが「美食の街」で大奮闘… 日本の外食チェーンは現地民の胃袋をどう掴んだか

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 ジャパン・アズ・ナンバーワンと称された時代と比べると、近年の日本の世界での存在感は影を潜めている。だが香港を訪れた消費経済アナリストの渡辺広明氏は、日本の外食産業に新たな可能性を感じたという。“美食の街”に根付いた秘密をレポートする。

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 1990年代に海外を訪れると、日本に誇りを持つことが多かった。街中を日本車が走っていたし、日本のメーカーの白物家電の広告をいたるところで目にした。ところが今や日本が蚊帳の外のEV車が増え、中国や韓国製の携帯電話ものに広告は取って代わった。...

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