成宮寛貴の“8年ぶり復帰”を後押しした「大御所俳優」の名前 「焼肉屋さんで偶然お会いして、“早く戻って来なさいよ”って」
引退表明は2016年末。以後、芸能界との縁を絶っていた成宮寛貴(42)。今般、じつに8年ぶりにABEMA配信のドラマ「死ぬほど愛して」(毎週木曜23時~)で俳優業に復帰した。“相棒”であるあの大物に向けては「自ら手紙をしたためた」と語るのだ。
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「俳優を辞めて自分の中に大きな穴が」
「俳優を辞めて自分の中に大きな穴ができて、それを埋める作業をずっとしていたように思います」
こう振り返るのは成宮本人。8年もの歳月を“一般人”として過ごしていた。
「自分のモノの見方を一度壊したいと思って、世界中を旅していました。最初はインドネシアでボォッと奇麗な海を眺めたり。気候が温暖で“このままゆっくりしてたらバカになっちゃうな”と思い、その後は友人のいるアメリカやドイツに滞在したりしていました」
それは自由の謳歌(おうか)か。
「いや、奇麗な海もいずれ飽きます。暇でね、ネットフリックスでアメリカのシリーズもののドラマを3周ぐらい見ました。『グッド・ドクター 名医の条件』とか『ブラックリスト』とか」
復帰への刺激を受けた?
「海外ドラマというせいもあって、見ている時はお芝居のことは全然考えませんでした。自分と切り離して見ていたんですよね」
実際、引退後はアパレルブランドやフェイスマスクのプロデュースを手がける実業家に転身。4年前に帰国するも芸能界とは距離を置いていた。
復帰を後押しした“大御所”たち
そんな彼を俳優の道に呼び戻したのは、復帰作となるドラマ「死ぬほど愛して」の原作者だった。
「『金田一少年の事件簿』などの原作者で作家兼脚本家の天樹征丸さん、姉の樹林ゆう子さんと3年前に食事しました。その席で“やってほしい役があるんだよ”と言われ、原作をもらったんです。俳優復帰を現実的に考え始め、一昨年にはマネージャーをやってくださる人も見つかり、おかげさまで『成宮寛貴』の名前も使えることに。そのタイミングで今回の役のお話を改めて頂戴し、お受けすることにしました」
業界の大御所たちもまた、復帰を強く促した。
「宮本亞門さんは、ばったり会った際に“そろそろやったら”と言って下さった。焼肉屋さんで偶然お会いした(故・)西田敏行さんからも“寂しいなぁ。早く戻って来なさいよ”って。いろいろな方に勇気をもらいました」
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