「家賃500万円を滞納」「万引きは今年に入って3回目」 逮捕された350勝投手・米田哲也の極貧生活 張本勲氏も「金の無心をされたことが」

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張本勲氏も「金の無心をされた」

 米田氏の困窮ぶりはやがて球界にも広まった。

 野球評論家の江本孟紀氏によれば、

「OBに対して“カネを貸してくれ”という内容の電話をしていたと聞いたことがあります。生前、野村克也さんからもそう聞きました」

 無心は、球界のご意見番にも及んでいた。

「友人たちから(金を)借りまくっている、という話は聞いていました」

 そう述べるのは、野球評論家の張本勲氏である。

「数年前、私の元にもそういう話があった。私は“金の貸し借りはやめましょう”と諭しましたが、結局、ほかの人に無心していたようです。ダメだったみたいですがね」

 プロ野球選手のセカンドキャリアに関して、メジャーリーグと比べると日本のプロ野球は厳しい面があるとよくいわれる。とはいえ、米田氏の場合、全盛期には当然、かなりの金額を手にしていたはずなのだが――4月3日発売の「週刊新潮」では、全盛期の米田氏の豪華過ぎる暮らしぶりや、極貧生活に転落するきっかけとなった出来事について報じる。

 さらに、関連記事【アルコール依存、万引き、自宅での焼死… 「パ・リーグの伝説」たちの寂しすぎる晩年】では、自宅で焼死した村田兆治さん、孤独死した門田博光さんなど、「パ・リーグの伝説」たちの寂しすぎる晩年について報じている。

週刊新潮 2025年4月10日号掲載

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