息苦しい令和に「昭和のゆるさを見直してみてもいいのでは」 養老孟司さんが「SDGs」を疑う深いワケ
今年は昭和元年(1926年)から100年目ということで「昭和100年」を記念したテレビ番組や雑誌記事が目立つ。テレビ東京で3月9日に放送された「池上彰の昭和100年&令和の挑戦者SP」もその一つ。
この番組のインタビューに答えていたのが『バカの壁』で知られる養老孟司さんだ。
ここで養老さんは昭和を振り返りつつ、こんなことを語っていた(大意)。
「昭和の時代は、酒やタバコに寛容だったし、立ち小便すらも珍しくなかった。ゆるさがあった。人々の多様な生き方を許容していたという点では、実は今よりも多様性を認める社会だったのではないか。...