バンコク「中国製」高層ビル倒壊でも巻き添えに…「悲運どこまで」ミャンマー国民の絶望
ミャンマー中部を震源地とする地震では、タイ・バンコクにも影響を及ぼした。揺れによって倒壊したビル現場では、政情不安によって母国を離れたミャンマーからの労働者の被害も伝えられている。2つの国で災厄に見舞われる人々の悲劇を、旅行作家の下川裕治氏が取材した。
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3月28日の午後12時50分頃(日本時間午後3時20分頃)、ミャンマー中部のザガイン管区を震源にするマグニチュード7・7の地震が起きた。
そのとき、筆者はバンコクへYouTubeの撮影に訪れており、タイの屋台料理を収録していた。...