【きょう再び会見】フジテレビが人材流出防止のため「期末ボーナス約2カ月」を大判振る舞いしていた 若手社員たちからは「ますます不安になる」

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「この程度のカネでは…」

 さらに若手・中堅に向けに諸手当を手厚くした。若手・中堅向けに年4回支給されていた「クリエイティブ手当」と、若手向けに年4回支給されていた「ライフサポート手当」もそれぞれ5000円アップ。これに5000円のベースアップも加わる内容だ。

「『ヘルスケア休暇』という月1日の有給休暇も新設されました。女性社員向けにあった生理休暇を男性にも適用する内容です」(同)

 年間で数十万円以上の年収アップになる内容だが、社員たちの受け止め方はどうか。

「何も業績アップに貢献していないのに“迷惑かけてごめんなさい”と言ってお金をくれるというのですから、まあありがたい話ではあります。ただこの程度のお金でこれからも会社を支えて行こうという気持ちには全くならないですね」(20代女性社員)

「CMなしで赤字垂れ流している中、『期末激励賞』って言われても…。いくら不動産の方が儲かっていて内部留保がたくさんあるからと言われても、こんな大判振る舞いしていて大丈夫かと不安になりますね」(30代情報制作局)

 あまり社員たちのモチベーション上昇にはつながっていないようだ。一方、日枝氏を退任させた役員人事に対しては評価する声が多い。

「日枝さんばかりでなく、日枝派と言われていた政治部出身のお偉方も一掃されました。日枝さんと政治家をつなぐために暗躍していたような連中たちです。社内では思った以上に大鉈を奮ったな、という声が出ています」(前出・20代女性社員)

 前出の30代社員は「とにもかくにも今日の報告書次第でしょう」と語る。

「中居正広問題以外の我が社の恥部がさらに曝け出されるともっぱらの噂です。上層部はこれを『区切り』としたいと考えているようですが、ますますスポンサーや視聴者が離れてしまう恐れがある。しばらくは転職サイトと睨めっこが続きそうです」

デイリー新潮編集部

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