父・森永卓郎氏は「大反対」…「肋骨にひび」でもリングに上がる経済アナリスト・森永康平氏が格闘技を引退できない理由

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 ラジオ番組をはじめ、独自の視点による経済解説が好評を博している経済アナリストの森永康平氏(40)。実は「格闘家」としての一面も持つことをご存じだろうか。“本業”のかたわら、アマチュアでキックボクシングやMMA(総合格闘技)の試合に出場しているのだ。そこで試合会場に足を運んでみると、そこには「引退」と「現役続行」に揺れる漢の姿があり……。

「妻には辞めろと言われてるんですけどね。のらりくらりと、今年もすでに何本か試合を組んでしまっています」

 そう笑う森永氏が今月21日に現れたのは、東京・目黒のホテル雅叙園。エグゼクティブ向けに開催されたアマチュア格闘技大会「EXECUTIVE FIGHT武士道」に出場するためである。既にアマチュアでは13試合を経験していて、これで14戦目。本興行における55kg級の現役王者であり、今回は2階級制覇に向けて、同じく金融教育系の事業を行う親川政明氏を相手に、60kg級での死闘を繰り広げた。果たして、その結果は――。

負けたら辞めると約束を……

「完敗なので何も言うことはないです。親川さん強かったです」

 試合後、観客に向けてそう話した森永氏。後に記者だけに打ち明けたが、練習中にひびが入った肋骨の痛みに耐えながらの出場だった。父・森永卓郎氏が1月末に亡くなった直後ということもあり、練習不足だった感も否めない。

「今日負けたら、格闘技を辞めると家族に約束してきちゃったんですけど、明後日も試合があるので、その結果次第で考えたいです」

 そう「引退」を示唆しつつ、リングを後にしたのだった。なお、その“明後日の試合”では見事勝利。進退についての判断は、既に組まれている4月13日の試合をもって決断するという。

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