当選濃厚とささやかれる「泉房穂氏」に“違和感”の声 「メディア露出が事前の選挙運動みたいでズルい」 本人の見解は
「他のタレント候補とは違う」
そんな野党共闘の思惑より気になることがあると話すのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。
「泉氏が他のタレント候補と違う点には留意しておくべきでしょう。これまで彼は元政治家との肩書でテレビなどに出演し、公共の電波を使って政治的な発言や市長時代の実績を発信してきました。もちろん、それが悪いということではありませんが、結果的に選挙戦を有利に戦う環境がつくられた面は否定できない。テレビで名前を売り、そのまま選挙戦へ突入することに、一部の有権者が違和感を覚えても不思議でない」
さて、当の泉氏に見解を尋ねると、
「何も変わらない政治に絶望して、昨年11月ごろから出馬の可能性を考えるようになりました。そして決断したのが今年2月。ですから、選挙へ出るためにテレビに出ていたなんて指摘は全くの的外れです。実際、市長を辞めて以降、四つの政党からオファーを受けましたが、全て断っています」
そうはいっても、これだけ注目を集めるのはタレント活動と無縁ではあるまい。参院選の台風の目となるか。