「松本若菜」がまたもや主演 大手事務所が見送るフジのオファーを引き受けた理由とは
「やんごとなき一族」での怪演が話題に
雌伏の時を過ごす松本に、転機が訪れたのは令和4年。土屋太鳳(30)が主演したドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)での怪演が、高い評価を得たことだ。
「土屋は江戸時代から続く名家に嫁いだ庶民育ちの女性で、松本はその義姉という役柄でした。義妹を執拗(しつよう)にいびり倒すさまが話題を呼びましてね。周囲がうらやむ整った顔立ちながら、替え歌を口ずさみつつ、あの手この手で嫌がらせをする。くるくると変化する表情も視聴者に強烈な印象を残し、ネットでは〈松本劇場〉などと評判になりました」
今年2月、松本は日本映画テレビプロデューサー協会主催の「エランドール賞」で新人賞を受賞した。
「前年に顕著な活躍を見せた、将来有望な俳優に贈られます。受賞者は、ほかに趣里(34)、河合優実(24)、高橋文哉(24)ら6人が名を連ねました。松本はあいさつで“いいんですか? この年齢で”と、自虐ネタで笑いを誘いつつ“賞を励みに役者として頑張れます”と感謝の言葉を述べていました」
「フジのドラマでブレイクした恩が」
人気はうなぎ登りで、Xはおよそ17万人が、Instagramは実に70万人以上がフォローしている。
元タレントの中居正広(52)と元社員女性とのトラブル発覚を機に経営危機に揺れるフジテレビは、1月期に放送されたドラマの視聴率で苦戦が続いていた。
事情を知る関係者の解説。
「2月の定例会見で、清水賢治社長は“ロケ先が借りられなくなったということも発生しているようですが、4月スタートに向けて支障が出ていることはないと聞いています”と話していた。実際には複数の大手事務所がフジのオファーを見送っていますけどね」
フジの撮影現場の苦労は続いているそうだが、
「松本さんの所属事務所は、7年連続でフジの連ドラに出演している彼女が稼ぎ頭。そういう台所事情に加えて、フジのドラマでブレイクした恩もあり、今回もオファーを受けたようです」
すご腕の“医師”は瀕死のフジテレビを救えるか――。