トレンドに“逆行”する「遅球派左腕」がセンバツで躍動! 「130キロ台」のボールで強豪校を翻弄できた理由を選手たちへの取材で探った
年々、ストレートの高速化が進んでいる日本の野球界。その波は高校野球にも及んでおり、球速150キロ以上の高校生投手も珍しくない。今年の選抜高校野球では、健大高崎の石垣元気(3年)と横浜の織田翔希(2年)が150キロの大台を突破。30人以上の投手が140キロ以上をマークした。甲子園常連校になると、140キロを超える複数の投手を揃えている。ところが、まるでそんな流れに逆らうかのように、“遅球”を使って甲子園のマウンドで躍動した二人の投手がいた。【西尾典文/野球ライター】
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