志村けん 「中居正広」「松本人志」との違いは 70歳でもモテた女性との付き合い方

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 志村けんが死去したのは2020年3月29日。享年70、古稀を迎えたばかりの突然の死は、新型コロナウイルスの恐ろしさをまざまざと見せつけ、世に衝撃を与えた。稀代のコメディアンとして名を残した志村だが、艶福家としても有名。生涯、独身だったものの、数多くの女性との浮き名を流してきた。しかし、長い芸能生活の中で女性関係がトラブルとなったことはない。女性との接し方が原因で芸能界を引退した中居正広、あるいは大ダメージを受けた松本人志らとは随分と異なるように見えるのである。15年前、「週刊新潮」では、当時還暦だった志村が20代の女性との交際を報じられたのをきっかけに、なぜそんなにモテるのか、彼の女性との付き合い方を関係者に取材している。改めてそれを振り返ってみよう。
(「週刊新潮」2010年12月2日号記事を一部編集しました)

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 写真誌「フライデー」(2010年12月3日号)に、普段着姿の志村けんは29歳の美人美容室マネージャーとの“純愛”ショットを掲載された。

 歌手の大塚愛を色っぽくしたと評されたお相手は一般人だが、これまで志村が浮き名を流した芸能人は十指に余る。付き合いのあるテレビ局関係者がこう言う。

「志村の優しさや面倒見の良さ、金払いの良さで、若い子がコロっといくのでしよう。彼はトップアイドルよりもB級アイドルが好きです。下心あるなしにかかわらず、面倒を見てやる。大御所の志村に可愛がられれば、彼女らにはありがたいし、それはなつきますよ」

優しさ、気前の良さ

 志村がよく行く六本木のクラブ関係者によれば、

「かつて付き合っていた女性を、彼の知人のクラブ経営者に頼んでママにしてもらったと聞きました。男女関係がなくなって久しいのに、お店に通って、毎月、何百万も使っていくのです。女の子にプレゼントをしたり、チップをあげたりしたりした場面をよく見かけました。モテるのは、別れた女性も気にかける優しさや、気前の良さがあるからでしょうね」

 加えて、さりげない気配りも心憎いばかりだそうで、

「志村に何かプレゼントをあげると、“おねえちゃんに取られちゃうんだよな”とか言いながら、彼はさりげなくちゃんと使ってくれている。そんな心配りをするから、モテるんだと思います」(知人)

 もっとも、志村とて酒場でハメを外しすぎることもなかったわけではない。

「六本木のクラブで、志村が女の子に“おさわり”をしたという話を聞きました。マスコミが聞き込みにきたそうですが、店は口を割らなかったとか。ふざけてセクハラめいたことをしても、志村のノリだと、女の子が許す気持ちになってしまうのかもしれません」(クラブ関係者)

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