「書いてあることはすべて事実」 アントニオ猪木の弟が覚悟の執筆 波乱万丈の闘魂人生
とにかく優しい人
2022年10月、79歳で死去したプロレスラーのアントニオ猪木。闘病生活を支え、その最期を看取ったのが弟の猪木啓介氏(77)だ。今年2月、『兄 私だけが知るアントニオ猪木』(講談社)を出版。波乱万丈だった兄の人生を振り返っている。改めて、現在の心境を啓介氏に聞いた。(全6回の第1回)
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――今回の執筆のきっかけを教えてください。
実際に兄貴が亡くなった後、いろいろな取材を受ける中で「こういう本を出してみてはどうか」という話があったんです。...