巨人・田中将大が「木曜マー君」になった理由…「中13日」でフォーム修正、目指すは「楽天戦で200勝達成」の声も
「マー君、神の子、不思議な子」
田中が楽天を去るきっかけとなったのは、野球協約で定められている減額制限を大幅に超えるダウン提示を受けたため。その提示額は明かされていないが、「5000万円前後だった」との報道もあり、田中自身も1回目の契約更改の席で「退団」の2文字を頭に浮かべていたという。古巣相手からの200勝達成は最高のリベンジとなるはずだ。
「東北の楽天ファンの中には、巨人に移籍した今でも田中を応援する声が多く聞かれます。田中のメモリアルを見に、東京ドームに足を運ぶ楽天ファンも出るでしょう」(地元メディア関係者)
阿部監督なら、中6日での先発が始まる5月22日以降の田中の体力も考慮し、6月5日の先発を翌日にスライドさせる演出も見せてくれるだろう。また、“ゆったり登板”が終わる5月15日の試合後、一度登録を抹消してセパ交流戦に備えさせる方法もある。
「マー君、神の子、不思議な子」。これは、田中のプロ入り時の監督であり、師匠でもある野村克也氏が、打たれても負けが付かない田中の強運ぶりを表したセリフだ。それから19年が経った今年の春季キャンプでのことだ。練習開始前、円陣を組んで若手が「ひと言」を言う場面で、大勢(25)がそのセリフを述べ、巨人ナインを笑わせた。田中は「バカにしてるだろ?」と大勢を追い掛けたが、イジられるのもマンザラでもなさそうだった。
「新天地にまだ馴染みきっていない」との一報もあったが、神の子ならば、200勝達成をリベンジの場にも変えてしまうかもしれない。
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