【終活企画】豊かな自然を未来に引き継ぐ、新しい社会貢献のカタチとは?
日本初の世界遺産である白神山地や屋久島。その登録に尽力したのが、日本自然保護協会だ。1951年の創立以来、自然環境を守りながら、その恵みを生かして地域を活性化させる取り組みを続けている。その象徴といえるのが、20年以上取り組んでいる群馬県みなかみ町の「赤谷プロジェクト」である。
「赤谷プロジェクト」は、ダムやリゾートの開発から森と地域の宝である温泉を守るべく始まった。豊かな森の指標種であり、絶滅危惧種であるイヌワシが暮らせる森づくりを目指し、人工林を自然の森に戻す活動や、森の生態系のモニタリング調査などをボランティアとともに実施している。...