「東京アプリ普及に税金799億円投入」で透けて見える小池都知事の“私利私欲” 「政府より能力的に優ると誇示したいのでは」
狙いは“人気取り”だけではない
「今回の施策には、二つの狙いがあると思います」
と言うのは、東京都議で、かつて都民ファーストの会を離党した上田令子氏だ。
「一つは6月の都議選に向けて、都民ファーストの人気取りにつなげたいというストレートなもくろみです」(同)
さらに私利私欲ものぞく。
「もう一つが、マイナカードの利活用がうまくいっていない中、都が国に先駆けてアプリの本人認証に使い、普及を推し進めることで、都知事が政府より能力的に優ると誇示したい思惑もありそうです。そんなことに都民の多額の血税が費やされていいのでしょうか」(同)
まさに税金の無駄遣い。東京都に質すと、
「都民生活の応援にも資することから、ご指摘は当たりません。東京アプリでは、マイナンバーカードの活用により、将来的に、都民がさまざまな手続やサービスを簡単・便利に行えるようにしていく予定です」
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