「今の中国は毛沢東時代と変わらない」 「ダライ・ラマ」最後の自伝で「習近平」を猛批判 「父親とは贈り物をやり取りしたが、息子は抑圧的」

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 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(以下、ダライ・ラマ)は13日に新著『声なき者のためへの声』(英語版)を出版した。この7月6日で90歳という高齢から考えても最後の自伝となりそうだ。その中で、ダライ・ラマは「死ぬ前に少なくとも1度は中国に戻りたいと思っていたが、その可能性はますます低くなっている」と記し、存命中の中国との和解は不可能との見方を明らかにしている。
 
 ダライ・ラマは90歳の誕生日を迎えたあと、チベット仏教の高僧らとダライ・ラマの後継問題を協議する予定だが、新著のなかで、「私の後継者は自由世界で生まれる」と述べるなど、中国の習近平指導部がダライ・ラマの後継者を勝手に任命することを警戒しており、両者の対立は一層激化するのは確実だ。...

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