「32歳年上の不動産事業家と結婚して資産9億円」 日本に虚言を連発する「ホワイトハウス報道官」の成り上がり27年

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32歳年上の不動産事業家と結婚

 卒業後、第1次トランプ政権下のホワイトハウスに就職。“Z世代”で華やかな容姿のレビット氏は、SNS戦略に比重を置くトランプ氏にとっても、魅力的な人材だった。

「またたく間に報道官補佐にまで取り立てられました。さらに後のバイデン政権下でも“トランプ一筋”の姿勢を貫き、その寵愛を確かにしたのです。第2次政権下で今の地位を手にしたのは、必然といえます」(大野氏)

 私生活でも強力な“後ろ盾”を得た。

「彼女は高校時代から6年間付き合った彼氏を捨て、32歳年上の不動産事業家を夫に選びました。夫妻の資産は600万ドル(約9億円)を下らないといいます」(同)

 その夫とは昨年に長男をもうけるも、産後1週間を経ず仕事に復帰した。

生粋の“トランプ信者”

 彼女のトランプ氏への献身ぶりには恐れ入るが、ボスと同じく、冒頭のような“舌禍”が絶えない。

「今年1月、アメリカからガザ地区にコンドーム購入のため5000万ドルの税金が使われる予定だったのを、トランプ政権が阻止したとレビット氏は主張しました。しかしその後、そんな事実はないと複数の専門家から突っ込まれ、誤りだと分かったのです」(政治部記者)

 加えて冒頭の発言の翌日には「関税政策に対応し、アサヒビールがアメリカに製造拠点を移す」と発言し、これも同社から否定された。

 トランプ氏に肯定的な内容なら、事実誤認などお構いなしなのである。

 国際ジャーナリストの山田敏弘氏が苦言を呈す。

「会見での堂々とした振る舞いは見事ですが、レビット氏が勉強不足なのは否めません。生粋の“トランプ信者”である彼女は、彼の言い分に忠実な発言をしているだけで、疑うということもないのです」

週刊新潮 2025年3月27日号掲載

ワイド特集「お好きなように」より

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