「午後3以降のうたた寝はダメ」「寝られない人は“夜活”を」 認知症を予防する快眠術
「寝る高齢者はボケぬ」
残念ながら、認知症を治す薬は現時点では開発されていません。よく寝たからといって認知症が治るわけでもありません。しかし、今回紹介した快眠術を活用するなどして良き睡眠を取れれば、認知機能の低下を防ぐことは可能です。
世間では「軽度認知障害(MCI)→認知症」という流れが注目されていますが、私はその前段階としての「認知機能低下→MCI」という流れに着目しています。つまり、良き睡眠によって認知機能を維持することで、認知症の「入り口」であるMCIになること自体を防ぐ。これこそが最も効果的な「認知症予防策」ではないかと私は思うのです。
「寝る子は育つ」と言いますが、これからの時代は次の“格言”も覚えておいた方がいいかもしれません。
「寝る高齢者はボケぬ」
[6/6ページ]