窮地のフジを救うか「芳根京子」が“木10に凱旋” 2クール連続主演「売れっ子女優」の勝算はいかに

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2クール連続で主演

 今月18日に最終回を迎えた、TBS系「まどか26歳、研修医やってます!」に主演した芳根京子(28)が、4月24日スタートのフジテレビ系木曜劇場「波うららかに、めおと日和」でも主演を務めることがこのほど、発表された。2クール連続で主演、フジの同枠では初主演となる。

 ドラマは、西香はち氏の同名コミックが原作。昭和11年を舞台に、交際ゼロ日婚からスタートする新婚夫婦の甘酸っぱい時間を描く、ハートフル・ラブコメディ。芳根が演じるのは、四姉妹の三女で男性への免疫がない主人公・なつ美。父親に突如「嫁ぎ先が決まった」と告げられ、帝国海軍に勤める本田響矢(26)演じる瀧昌と結婚するものの無表情で無口な夫、慣れない家事などに戸惑いながら懸命に奮闘する“ピュア妻”を演じるという。

 フジといえば、元タレントの中居正広氏(52)と女性のトラブルに端を発した一連の問題の渦中にあり、CMスポンサー各社が出稿を見合わせる状態が続いているが、実はこのドラマもその余波を受けてしまったようだ。

「今月12日、4月改編のタイムテーブルが発表されましたが、フジが制作するドラマ枠4枠のうち、木曜劇場だけは未定でした。というのも、予算やオファーしていた俳優の事務所が難色を示したことで、予定していたドラマの企画が飛んでしまったからです。そこで急きょ、新たな企画を探して練り直した結果が、芳根さんの主演ドラマ。もとは、バリバリの大人のラブロマンスが売りの同枠でしたが、まさかの企画です。芳根さんは売れっ子ですが、相手役の本田さんは世間ではほぼ無名に近い存在。相手役の俳優探しが難航したのでしょう」(放送担当記者)

 フジの“救世主”のような存在になった芳根だが、オファーを受けたのには、それなりの理由があったという。

「芳根さんの事務所といえば、所属する谷原章介さん(52)が朝の情報番組『めざまし8』のMCを務め、今月31日から放送予定の後継番組『サン!シャイン』のMCも務めることから、フジにとってはいわば“身内”です。ほかの大手事務所に断られたとしても、芳根さんの事務所は受けてくれるだろうとのオファーだったのです。しかし、ストーリーといい相手役といい、さらにはこのところ、木曜劇場の平均世帯視聴率は苦戦している。芳根さんの事務所はよくオファーを受けたなと思いました」(大手芸能事務所チーフマネジャー)

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