「束縛夫」への復讐を…テレ東ドラマで主演“女優本格復帰”を図る「相武紗季」の勝算
ここ数年、テレビ出演のたびに“本格復帰”かと騒がれるのが女優の相武紗季(39)だ。一昨年は日曜劇場「ラストマン」(TBS)に、昨年はバラエティ番組「アメトーーク!3時間スペシャル」(テレビ朝日)に出演したことが記事にもなった。この4月からは相武が主演の連ドラもスタートする。いよいよ“本格復帰”か?
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念のために言っておくと、相武が引退宣言をしたことはない。2016年に結婚し、翌年に長男、20年に長女を出産し、子育てをしつつ芸能活動を続けていた。民放プロデューサーは言う。
「その子育ても落ち着いてきたようです。3月に地元の兵庫県で行われたイベントに出演した際、子供たちについて尋ねられ、『これまでは離れられない状況だったのが、“ママ、お仕事をして、夜一緒にいられなくてもいい?”とか聞くと“いいよ”と言ってくれるようになって……』と語っていました。昨年末には朝ドラ『おむすび』(NHK)にヒロインが通う専門学校の担任役で出演していました」
そんな相武の本格的な復帰作となるのが、4月7日スタートの連ドラ「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京)だ。
「これまでテレ東は、23年1月期に『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(主演・馬場ふみか)、昨年1月期に同作のシーズン2(主演・高梨臨)、7月期に『夫の家庭を壊すまで』(主演・松本まりか)と、夫への復讐をテーマにした“全夫が震える”シリーズを放送してきました。その第4弾が『夫よ、死んでくれいか』で、相武と安達祐実(43)、そして磯山さやか(41)のトリプル主演です」
相武は束縛夫(高橋光臣)、安達は不倫夫(竹財輝之助)、磯山はモラハラ夫(塚本高史)に悩む大学時代の同級生という役どころだ。
相武の代表作
「安達は昨年の話題作『3000万』(NHK)で、偶然、手にした大金のために家庭が犯罪に巻き込まれていく主婦役や、現在は大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(同)で女郎屋の気の強い女将役など、女優として脂が乗っている。女優陣だけでなく男性陣のキャストも魅力的ですね」
相武がテレ東の連ドラで主演するのは初めてという。ところで、彼女の代表作って何だっけ?
「2002年に朝日放送の『夏の高校野球PR女子高生』に選ばれたことをきっかけに芸能界入りした相武は、翌年の『WATER BOYS』(フジテレビ)で女優デビューしました。彼女がブレイクしたきっかけはCMです。04年にタカアンドトシと共演した『ミスタードーナツ』のCMが話題となり、その後も次々とCMが増え、07年には13社ものCMに出演。“CMの女王”と呼ばれるようになりました。ドラマにもちょこちょこ出ていたのですが、脇役が多かった。単発ドラマの主演はありますが、民放連ドラの主演となると11年4月期に放送された『リバウンド』(日本テレビ)だけだと思います」
人気はあったのに。
「演技力ということでは、それほど高い評価があったわけではありませんからね。とはいえ、今も可愛さは変わっていませんし、テレビに登場すると“奇跡の39歳”などとも報じられます。バラエティにも出演しますから、ママタレとして復活する可能性もあります」
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