村上宗隆が「上半身のコンディション不良」と濁されるウラ事情とは? 最終年に暗雲…吉田正尚や鈴木誠也との“決定的な相違点”

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長期離脱の可能性

 ヤクルトの高津臣吾監督によると、村上は3月11日、12日の1軍の静岡遠征を外れ、2軍で調整中に異変を訴えた。患部については一部では脇腹とも報じられた。

「仮に脇腹であれば癖になる箇所。再発のリスクが高いので、万全になるまでは復帰しない方が無難ですね。たとえ出場する試合数が少なくなっても、ベストの状態で試合に臨んで、高いパフォーマンスを続けていく方がメジャー球団との交渉を見据えると、賢明ではないでしょうか」(前出のNPB球団監督)

 スポーツメディアによれば、村上は3月20日に取材対応した。

「(けがを)治すことに集中し、それが試合に出られるかどうかの判断基準になると思う。どこを目指すとかはないが、もちろん早く(1軍へ)上がれる準備をできればと思う」

 早期復帰に意欲を示しつつも、その時期に見通しは立っておらず、長期離脱の可能性も否定できない。

 ヤクルトでは22年の日本一を経験し、既にポスティング移籍へのハードルである「チームへの貢献度」は申し分ないと言える。ファンは、村上が有終の美を飾ることなく渡米する現実も受け止めざるを得ないのかもしれない。

デイリー新潮編集部

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