河合優美と石原さとみの「美しき鎖骨」に思わず目が… レッドカーペットを彩った一流女優たちの晴れ姿【写真25枚】
「侍タイムスリッパー」主演俳優は思わず涙
さらに会場を盛り上げたのは、最優秀作品賞を受賞した「侍タイムスリッパー」。発表された瞬間、「お~!」と驚きの声が上がり、スポットライトを当てられた主演の山口馬木也(まきや・52)は泣き顔で安田淳一監督(58)と抱き合った。
「侍タイムスリッパー」は総製作費約2600万円の自主製作作品。コメ農家を兼業する安田監督が貯金を取り崩し、貯金がなくなると愛車を売却するなどして製作費を工面したという。
去年8月に単館上映でスタートすると、幕末の会津藩士が落雷で現代にタイムスリップし、時代劇撮影所で「斬られ役」として生きていくというストーリーが口コミで広まり、人気が沸騰。年末には全国375館で上映されるまでに。スタッフも雇えず、安田監督自身が撮影、照明、車両やパンフレット制作まで11役以上をこなした低予算映画が晴れの舞台で栄冠を勝ち取った。
安田監督と主演俳優のうれし涙はインディーズ映画界の希望となった。