最終回「御上先生」で存在感が図抜けていた“生徒”の名前 「青少年の自死問題」を描いた意義
自死問題を最重要視
TBS「日曜劇場 御上先生」(日曜午後9時)は1月スタートの連続ドラマの中でNo.1の視聴率を獲得し、評価も高い。最終回を迎えるこのドラマの成功の方程式を解く。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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構成は緻密でテーマは骨太だった。主人公・御上孝役の松坂桃李(36)をはじめ、出演陣は適材適所。「VIVANT」(2023年)のセカンド監督だった宮崎陽平氏(34)らによる演出も隙がなかった。
教育をテーマとする学園ドラマ。...