【2025年最新】息をのむ「ピンク」の美 東京の街を桜が包み込む「夜桜」スポット3選

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 いよいよ桜の季節。気象庁によれば、首都東京の開花予想は3月24日。来たる日に向けて、昼とは異なる魅力を放つ「夜桜」を堪能できるスポットをご紹介する(写真は昨年撮影のものです)。

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お濠の水上から楽しむ夜桜

 東京屈指の桜の名所として知られる皇居北西側の千鳥ヶ淵。このお濠の桜は、1881年(明治14)、英国駐日公使を務めたアーネスト・サトウが、大使館前に桜を手植えしたことに始まる。その後の98年に東京市が桜並木に整備した。

 現在の桜は主に戦後の1950年代半ばに植えられたもので、約700メートルの遊歩道にソメイヨシノを中心とした約260本の桜が見事に咲き誇る。

「千代田のさくらまつり」では、3月28日から4月8日まで「千鳥ヶ淵緑道」のLEDライトアップが行われ、お濠の水上からも夜桜を堪能できる。

高速道路と桜のコラボレーション

 首都高速中央環状線江北ジャンクション下の荒川土手、通称「荒川堤」は、明治時代、ソメイヨシノではなく、色とりどりの花を咲かせる里桜の名所として知られ、その様子が「五色のかすみがたなびいているよう」にも見えることから、いつしかこの堤に咲く桜を「五色桜」と呼ぶようになったという。

 後年、荒川放水路の開削や公害、戦争により五色桜は衰退するが、戦後になって地元住民の強い要望から復活。現在、荒川土手約4.4キロにわたり、桜並木が続いている。

 土手に沿って延びる煌々と照らされた高速道路と満開の桜との見事なコラボレーションは必見。見頃は4月上旬~下旬。

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