「闘う電通マン」から牡蠣職人へ ゆかりのない別府で見つけた「年収1000万円でも叶わない暮らし」
サラリーマンとして勤務しながら打撃系格闘技「K-1」に出場し、「闘う電通マン」と呼ばれた大渡博之氏(48)が、田舎暮らしを始めた。東京生まれ東京育ち、東京で働いてきた大渡氏が選んだのは、まったく縁のなかった大分県別府市。今はここで、牡蠣の養殖を行っている。
決断に至る経緯と現況を聞いた。
「試合が近づくと怖くなりますが、控室でグローブをつけると覚悟が決まります。試合が終わると解放感に溢れますが、またすぐ次に臨みたくなる。この気持ちは、出なければ体感できません。...