「松坂桃李」の事務所が出演作品のスポンサーを降りていた! 映画「フロントライン」の製作現場で起きている“異変”とは

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スポンサーが動揺

 関口氏はもともと、本作のエグゼクティブプロデューサーの立場だった。

「当然、製作委員会に名前を連ねるスポンサーには動揺が走りました。特に、敏感に反応したのがトップコートです。本件に関してWBJ側に説明を求めたものの、満足のいく説明内容ではなかったため、製作委員から降りて出資を取りやめたようです。WBJの幹部社員2名がマリーニ氏に代わったのも、彼らが関口氏に対してパワハラを行っていたと報じられたからです」

 さらにこう続ける。

「本来はクランクインまでに幹事社のWBJが、各スポンサーの出資契約書を取りまとめているはず。しかし、本作は公開まで残り3カ月だというのに、いまだに契約書が作成されていないと聞いています。だからこそトップコートは作品完成後にもかかわらず、スポンサーを降りて、クレジットからも社名を外せたのでしょう」

トップコートは回答せず

 クレジット変更などについてWBJ側に質問すると、一連の報道との関連は認めなかったが、

「エンドロールクレジットは当社の社内ルールに基づいて決定されます」

 と、変更自体は否定せず。一方、トップコートからは回答を得られなかった。

 小栗の所属事務所・トライストーンの山本又一朗会長は、

「作品の評判はいいですよ。僕も3回観ましたから」

 共演者である松坂の事務所の支援は途絶えても、その出来には太鼓判を押せる。しかし、さらなる問題が明るみに出れば公開すら危うくなるかもしれない。

週刊新潮 2025年3月20日号掲載

ワイド特集「いい日旅立ち」より

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