“美容クリニック”で胎児の染色体異常を検査? 妊娠初期の「新型出生前検査」現場の現状とは

国内 社会

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 妊婦さんの血液で赤ちゃんの染色体に変化や異常がないかを調べられるNIPT(新型出生前〈しゅっせいぜん〉検査)。

 実は最近ではお産と無縁の美容皮膚科などで検査が受けられるなど、NIPTをビジネスチャンスと捉えた企業の参入も増加している。

 日本医学会は妊娠9週からの検査を認めているが、技術的にはすでに妊娠6週から検査が可能と称して実施しているクリニックがある。また、同じく医学会が指針とする検査対象が3項目(13番染色体・18番染色体・21番染色体のトリソミー=染色体が1本多い)なのに対し、望めば数十種近い項目の重複・欠損も調べられるとも。...

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