絶体絶命だった「アンジャッシュ渡部」が活動本格化 復帰を後押しした5組の「大物芸人」とは
本格的に活動を再開
週刊誌で報じられた不倫スキャンダルにより芸能活動を自粛してしたアンジャッシュの渡部建が、本格的に活動を再開しつつある。2023年にはYouTubeで「アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」がスタート。「アンジャッシュ渡部のくいしんぼ広場」というオンラインサロンも始まった。
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地上波テレビにはほとんど出られていないものの、ウェブ系のバラエティ番組にはときどき顔を出すようになり、バラエティタレントとして着実に前に進んでいる感がある。
YouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」で3月1日に公開された動画では、そんな渡部が自分の復帰を後押ししてくれた芸人たちの優しさについて語っていた。彼がこの企画の中で「優しさベスト5」として名前を出していたのは、有吉弘行、千鳥、さまぁ~ず、有田哲平、東野幸治の5組。彼らは渡部の不祥事を容赦なくネタにすることで結果的に活躍の場を与えてくれた。そんな彼らに渡部自身も深く感謝しているということだった。
不祥事があった芸人をどのように扱えばいいのか、というのは難しい問題である。お笑いの世界の流儀としては、ひたすらネタにしてイジり倒せばいいのだが、そのことで相手を救うという意図が見えすぎてしまうと、不祥事を許していない一部の視聴者には不満を持たれてしまったりする。
また、だからといってあまりにきつくやってしまうと、それはそれでトラブルを起こした側の芸人が気の毒に見えてしまったりもする。「イジリ」は「いじめ」のように見えてしまってはいけない。そこのさじ加減は簡単なようで結構難しい。
その点、渡部が動画の中で名前を挙げた面々は、そのあたりのことを踏まえた上で、確実にイジリで笑いを取れる実力者ばかりである。中でも、東野幸治のイジリ芸は超一流のものであると言っても過言ではない。
東野はかつて「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で渡部と共演していた。その前から東野は彼に目をつけていた。渡部は仕事が少ない若手の頃に「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)に出るために、自分が馴染みもない街のことを徹底的にリサーチして、その土地のことを知り尽くし、その知識をスタッフにアピールして、仕事を取るということを繰り返してきた。
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