「1年で10万人」が犠牲に…全米に蔓延する「オピオイド禍」最大の元凶は350億ドルを荒稼ぎした「製薬会社」だった
悪魔の処方薬「ペイン・キラー」
2月3日にデイリー新潮で公開された拙稿【ヘロインは「死ぬかも…」だがフェンタニルは「死ぬ!」 “ゾンビタウン”が急増するアメリカで元マトリ部長が目撃した“悪夢のような光景”】では、アメリカの麻薬史上類を見ない惨劇を引き起こしている合成オピオイド“フェンタニル”について書いた。では、なぜフェンタニル等のオピオイドがアメリカで蔓延したのだろうか。アメリカは麻薬乱用大国だ。コカイン等多種類のドラッグが出回っているのに、どうしてオピオイドなのか? 今回は、この点ついて解説したい。...