先が一向に読めない「出色のミステリー」 謎が謎を呼ぶ「御上先生」の結末を占う
実は御上も熱血
学園ドラマとミステリーを融合させたTBS「日曜劇場 御上先生」(日曜午後9時)の評判は高まるばかり。精緻を極めた脚本と出演陣の迫真の演技が観る側を引き寄せている。23日の最終回まで残り2回。これまでの物語を整理し、解説したい。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
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「御上先生」の学園ドラマ部分のテーマは、正しい教育の必要性。文部科学省の部分では自分たちの使命を忘れた大人たちの愚かさが描かれている。ミステリーとしては出色の仕上がりで先が一向に読めない。...