“年相応”なんてナンセンス! 今年89歳の横尾忠則の「むしろ幼化を目指している」生き方とは
僕の嫌いな言葉に年相応というのがある。年齢にふさわしくあれ、という意味だと思う。僕的にこの問題を考えれば今年の6月には89歳になる。あと1年で90歳か。「ヒャーッ」と悲鳴を上げたくなる。90歳なんて人間の年齢じゃないですよね、とそう思っていたが自分がその年齢に近づいてくると、人間の領域を越えそうな気がして気持悪くなってしまう。
ところが現在日本には100歳以上の人が10万人近くいるらしい。もうお化けですね。どうしたらいいんでしょう。僕の養父母は69歳と74歳で死にました。...