宮城でも今井でも高橋宏でもなく…MLBが次に狙う意外な投手 今オフ渡米要求でも「拒絶できない」球団事情とは?

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種市に70億円超契約の可能性

 種市はメジャー契約が可能な25歳を過ぎている。25歳未満でマイナー契約しか結べなかった佐々木と比べ、ロッテには移籍したメジャー球団から巨額の譲渡金が望める。球団が早期にポスティング移籍を容認しやすい素地はある。

 種市の今季の推定年俸は8500万円。米大手マネジメント会社の代理人によると、今季から渡米していたとすれば、そのポテンシャルから3年総額5000万ドル(約74億円)を超える契約も見込めたという。ロッテは数十億円規模の譲渡金が手に入る可能性があるため、悪い話ではない。

「以前は松坂やダルビッシュ(有投手=パドレス)、田中(将大投手=巨人)のように、球団もファンも認めるような成績を日本で残してポスティング移籍していきましたが、佐々木はそうした固定観念を壊しました。仮に種市が来季からポスティング移籍したとしても驚きはありませんよ」(前出のスカウト)

 佐々木がぐっと下げたハードルを種市が乗り越える日はそう遠くないかもしれない。

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