「フジテレビ」CM激減に笑いが止まらない“ライバル局”とは? 年度末を前に「捌ききれないほどのCMが殺到する」業界の事情
CM総量とのせめぎ合い
さらに、民放連は1週間のCM総量は総放送時間の18%以内とすることと定めている。そんなにCMを増やすことができるのだろうか。
「もちろん民放連のルールは破れません。さらに、プライム帯のCM総量は番組時間の10%以内と決められているので、ギリギリのせめぎ合いだそうです」
ここしばらく東京キー局の株価は下げ止まりの状態が続いていたが、1月17日に行われたフジの最初の会見を境に上昇に変わった。それはフジも含めてである。
「あくまでもテレビ局単体ではなくホールディングスの株価ですから、株価が上昇した要因は他にもあると思います。それでもフジ以外の局に関しては、CMが増えたことも株価上昇に影響しているかもしれません。ただし、年度末の調整が終われば、こうしたCMの流動もなくなります。はたして新年度もこれまで通り、企業はテレビに出稿してくれるのか、広告予算が減らされないことを願うばかりです」