山手線一周ライブ配信が招いた悲劇…「最上あい」さん謎企画の背景にあったライバー事情【高田馬場刺殺事件】

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実は歴史のあった「山手線一周ライブ配信」

 佐藤さんが当日、配信していた「山手線一周ライブ配信」。金銭トラブルがあったともされる高野容疑者に居場所を特定されてしまう要因となったとの指摘は少なくない。

「山手線一周はふわっちでは鉄板の企画なんですよ。投げ銭機能の実装が早かったふわっちですが、サービスがスタートしたばかりの頃は、まだそうした機能もありませんでした。そこで当時の配信者が編み出したのが、山手線一周の企画だったのです。例えば“いま新宿駅にいまーす”と配信すると、そこにファンの人が“リア凸”してくれる。そこでオリジナルステッカーなどを販売して、収益にしていたんです」(まさやん氏)

 今は投げ銭機能が実装され、ステッカーを売る必要はなくなったが、その“文化”だけが残っているという。

「フォロワーの増えてきた若い子たちが、“私もそろそろ、みんなのやっている山手線企画やってみるか”というノリでやっているんだと思うんですが、そういう“歴史”まで知っているかはよく分からないですね」(同)

 配信者とファンが接触するという、リスクのあったライブ配信文化。jig.jp社は〈本事件に関する事実確認を行い、警察への情報提供等の捜査協力を行っております。〉との声明を発表している。

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「週刊新潮」および「デイリー新潮」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記の「情報提供フォーム」まで情報をお寄せください。

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