「迷惑ママ」ぶりを暴露された横澤夏子の“弱点”とは? 頼れるママタレから一転、自らが「鼻につく女」に
タレントの横澤夏子が3日、フジテレビ系「ぽかぽか」にpecoやモデルの近藤千尋、歌手のDream Amiら三人のママ友と出演。トーク中にpecoが横澤の「迷惑ママ友」ぶりを暴露する場面があったが、ママタレとして評価を得ていた横澤の“弱点”とは――。【冨士海ネコ/ライター】
***
【写真を見る】2人の娘が顔にめり込んでいる!? 母になってから涙もろくなったという横澤夏子
乳幼児を育てている女友達の元を訪ねた時、「とにかく大人としゃべりたい」と言っていたことがある。それだけママは孤独であり、話を聞いて共感してくれる存在を求めているのだと思った。藤本美貴さんと横澤夏子さんがMCを務める「夫が寝たあとに」(テレビ朝日系)は、全国の悩めるママたちの心のよりどころとなっていたようだ。子育て中に直面したトラブルや失敗談をフランクに話してくれる姿に、救われたという声は多い。自分の子育てに不安があり、肯定されることに飢えているママは思った以上にいるということだろう。息抜きにSNSにアップした何気ない投稿に、知らない人から「これだから最近のママは」「迷惑な子持ち様」と批判が飛んでくる時代である。
ただ、ママたちにとってSNSを地獄のような場所にしたのもまた、横澤さんだったと言うのは乱暴だろうか。正確には横澤さんというよりは、「横澤さん的視点」と言えばいいかもしれない。「街やSNSで見かけたイラっとする女」ネタで大ブレイクした横澤さんの「観察眼の鋭さ」は、一方で自分が対象者になったらと思うと怖いものがある。レパートリーの中には、「子どもがぐずっているのに、見ているだけの母親」というのもあった。なだめようとしても万策尽きてしまったことがあるママにとっては、素直に笑えないネタだろう。
そのブーメランなのか、横澤さん自身が「イラっとくる女」認定されたのが、ママ友であるタレントのpecoさんの「ぽかぽか」でのトークである。子どもの夜ご飯もお風呂も歯磨きも全部済ませて、あとは寝るだけという「寝るだけの会」をする仲だと話すも、場所は9割方pecoさんの自宅。さらに横澤さんの娘がご飯を食べた手で家具を触ると明かし、pecoさんは「全然いいんですけど」と断りを入れたものの、スタジオでは横澤さんに対する大ブーイングが巻き起こった。
横澤さんは最近の「夫が寝たあとに」の中で、「自分が正しいか常に不安」と語っていた。ざっくばらんで“ずぼら”というタレントイメージの反面、育児のエビデンスやデータを重視するとも明かしている。結婚前も、自分の発言を振り返って一人反省会をするタイプだったそうだ。その心配性な性格が、誰にも相談できず世間のジャッジにおびえるママたちの共感を得たのだろう。
人から正しく見えているかどうかばかりを気にしているから、人目を気にしない厚顔な女性の仕草がすぐ目につく。横澤さんのママタレとしてのしおらしさは、芸人時代の芸風の裏返しだ。
次ページ:男女でキャラを使い分け 他のタレントとのやりとりに見る横澤さんの「正解」率の高さ
[1/3ページ]