「毎週1000万円、1年で30億円以上稼いだ」 みのもんたさんの黄金時代を支えた妻との秘話 「密会が報じられると“独身女性に謝りなさい”と一喝」【追悼】

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「月の同伴回数が20回を数えたほどみのさんは彼女に夢中でした」

 さらにみのさんを奈落に突き落としたのが13年9月、当時、日本テレビに勤務していた次男の窃盗未遂容疑での逮捕(後日、起訴猶予)だった。

「事件を受けて、みのさんはTBSの『朝ズバッ!』『サタデーずばッと』の出演を自粛しました。しかしその後、ラジオ番組で“私は別に何をやったわけでもない”と開き直り、世間の怒りに油を注いだ。結局、翌月、両番組の降板に追い込まれました。そのとき開いた記者会見では、“報道の番組から降りることが、一番苦しい”と胸中を吐露しています」(前出の芸能デスク)

 次男の事件以降、仕事は激減。20年3月には「秘密のケンミンSHOW」(日テレ系)も降板し、地上波から姿を消した。

 失意に沈んだみのさんを、亡き妻の代わりに支えたのが銀座のホステスA子さんだった。女性誌などがその交際を報じたが、前出の事情通も彼女について次のように述べる。

「A子さんは派手ではなく落ち着いた雰囲気の女性です。ある月の同伴回数が20回を数えたほどみのさんは彼女に夢中でした」

「僕も成功者かもしれないけど、大成功者は彼だけ」

 もっとも、晩年は孤独だった。20年11月、推定価格1億5000万円の港区の高級マンションをA子さんに生前贈与しているが、

「関係を清算するためだといわれています」(前出の事情通)

 先の徳光氏は、

「昨年、立教大学の150年祭でOBの放送人が集まってトークショーをやったんですが、みのちゃんには連絡がつかなくて。でも本来、その場には欠かせない存在でした。僕も(立大OBの)古舘伊知郎(70)も成功者かもしれないけど、大成功者は彼だけだから」

 生前、みのさんは本誌(「週刊新潮」)にこう語っていた。

「“終活”なんていうけど、人生は最後まで楽しみたい。“酒なくてなんの己が桜かな”だよ」

 あの世でも、思いっきり酒を楽しみそうだ。

 前編【「朝青龍が“みのさんには勝てない”と語るほどの酒豪」 みのもんたさんの“豪快伝説”について徳光和夫が明かす】では、みのさんの酒豪伝説、彼の人生を大きく変えた二つの転機について報じている。

週刊新潮 2025年3月13日号掲載

特集「享年80 さらば みのもんた 酒と仕事と女に捧げた世界一忙しい『司会者人生』」より

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