初めて異性として意識したのは“意外な瞬間” 25歳女性が「きょうだいみたいな感覚だった」幼なじみと結婚することになったワケ
「きょうだいみたいな感覚」
18年、Yさんは地元を離れ静岡県の大学に進むが、ヒカリさんの弟が野球留学で入った先はYさんの大学の系列高校だった。そんなわけでヒカリさんはYさんと久しぶりの再会を果たし、その後は弟にまつわる用事で静岡を訪れるたびに会うようになった。
「きょうだいみたいな感覚だったので、恋愛感情もなく、とくに気持ちは変わっていませんでした」(ヒカリさん)
Yさんは彼女の音楽活動も応援してくれた。聴くだけでなく、感想もきちんとくれた。ヒカリさんはヒップホップやR&Bが好きだが、自作曲は別の方向性だった。そんな中で「自分でも(ヒップホップやR&Bを)作って歌ってみたら」と勧めてくれたのがYさんで、20年3月のデジタルデビューシングル「Lonely」につながった。
初めて異性として意識した瞬間
22年、彼は就職。電話で仕事のやりとりをする姿に、ヒカリさんはふと「大人の男性になったなぁ」と感じ、初めて異性として意識した。共に社会人となり、「この先の人生やキャリア、家庭について話すことが増えた」(ヒカリさん)という。
「結婚する人とは、互いに努力して明るい人生を築きたい」と考えていたヒカリさん。彼と将来についての話をする中で「この人と一緒に生きていったら楽しいかもしれない」との思いを抱くように。性格が合うことは分かっていたし、友人として誠実に接してきてくれた彼を「すごく信用できる」とも感じていた。
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