初めて異性として意識したのは“意外な瞬間” 25歳女性が「きょうだいみたいな感覚だった」幼なじみと結婚することになったワケ

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 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、昨年11月17日に入籍した、シンガーソングライターの犬塚ヒカリさん(25)と会社員のYさん(25)。二人は幼なじみ。友人としての関係が長く続いた中で「こんな人生を歩めたら」と思った中身が一致した。

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家族ぐるみの付き合い

 2007年1月、小学1年の3学期にヒカリさんは転校する。「あそこに座って」と指定された席の隣にいたのがYさんだった。

 彼女にとって新しい学校での初の友達。公園に遊びに行く際、ついて来た3歳下の弟を「俺が面倒見るからお菓子ちょうだいね」とケアしてくれたのも彼だ。

 弟は彼に懐き、後に同じ野球チームに所属。母親同士も仲が良く、彼もヒカリさん一家と食事に行くなど家族ぐるみの付き合いに。

 高校は別々で、Yさんはラグビーを、ヒカリさんは音楽活動を始めた。

「SNSを通じて何をしているかはなんとなくお互いに知っていた」(ヒカリさん)

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