最近のドラマがそぎ落としてしまう「間」にほれぼれ 倉科カナが難病を患ったカメラマンを演じる「今期最も美しいドラマ」
基本、映像美にあまりこだわりはないが、これだけは4K大画面で観たいと思わせるのが、源孝志の作品。確信犯的に日本の伝統美や佳景を魅せてハッとさせる。私はこんなに美しい国に住んでいたのかと。劇中では時がゆったりと流れ、演じる役者も居心地がよさそう。今期で最も美しく鷹揚な世界観を味わうことができる「TRUE COLORS」の話だ。シンディ・ローパーの同タイトルの主題歌にもグッときちゃうお年頃。
倉科カナが演じる主人公はカメラマン・立花海咲。有名な写真家・木嶋作太郎(石橋蓮司)に師事した後に独立。...