蓮舫氏の参院選出馬実現なら「恥ずかしい」の声

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都知事選では3位

 立憲民主党は夏の参院選比例代表に、元参院議員の蓮舫氏(57)を擁立する調整に入ったと報じられた。2024年の東京都知事選に出馬したが、小池都知事に肉薄するどころか2位の石丸伸二氏の後塵を拝する形となり、国政への意欲を失ったと見られていただけにあくまでも出馬を前提にして「変わり身のはやさ」に注目が集まっている。

 蓮舫氏は3位に終わった都知事選の後、以下のように述べていた。

「自分の中でピリオドを打てている気持ちではない。もう少し考えたい」

「今は国政選挙を考えてない。国政を卒業して東京都知事になろうと手を挙げてすごい景色を見た。120万を超える人が『蓮舫』と書いてくれて、これでまた国政に戻るというのはちょっと違う。そうしたら渡り鳥みたいではないか」

「法律しか見てこなくて、行政監視しかしてこなかった自分が何をやるのか探す旅であってもいい。自分でも模索していきたい」

国政復帰などあり得ない

「字面だけ捉えれば国政復帰などあり得ないということになるわけです。“ピリオド”はどこで打ったのか、国政からの“卒業”とは何だったのか、“旅”はどうなったんだ、等々、ツッコまれやすいワードがちりばめられていました。そのため発言から1年も経たない現場復帰の流れに永田町では“実現するとしたら恥ずかしい”など、かなり批判があがっていますね」

 と、政治部デスク。

「立憲は参院選で与党の改選過半数割れを目指しており、集票力のある候補として蓮舫氏は必要不可欠な存在だったのでしょう」(同)

 正式な出馬表明があったわけではないので、今回の報道を受けて出馬回避の方向性もないわけではないとされるが。

「蓮舫氏は立憲の野田佳彦代表や辻元清美代表代行、手塚仁雄幹事長代行らと良好な関係を続けてきていますから、出馬自体に驚きはありませんね。辻元氏自身、衆院選で落選した後に2022年の参院選比例代表に出馬して当選しています。出馬した選挙の種類は違いますが、落選後に参院選比例代表を目指すという流れは共通していますね」(同)

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