家賃は福島県民の税金で…都内タワマンにタダで住み続ける「自主避難民」の言い分 「家賃を払うなんてとても出来ない」
これも災害が残した爪痕といえるだろうか。日本が震撼(しんかん)した東日本大震災と原発事故から14年、今なお都内の高層マンションで暮らす避難者がいる。故郷の福島県に訴訟を起こされながらも“摩天楼”にとどまり続ける理由とは。
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東京都江東区の湾岸地域は、高級マンションが林立する都内屈指の人気エリアとして知られる。
その一画に建つ国家公務員宿舎「東雲(しののめ)住宅」には、東日本大震災の後、福島県から1300人の避難者が身を寄せた。...